卒業研究で取り組んでいた身体活動と骨質の関連を調査した研究が「Geriatrics」に掲載されました。
論文タイトル:
Association between Bone Quality and Physical Activity in Community-Dwelling Older Adults
本研究は兵庫医科大学整形外科で骨粗鬆症がご専門の辻翔太郎先生のご指導いただき、
学部のゼミ生が筆頭で論文を執筆しました。
骨質(骨の微細構造と石灰化の指標)は骨強度の30%を構成するとされています。(残りの70%は骨密度が寄与)
今回は骨の微細構造と石灰化の程度を評価可能な超音波皮質骨音速測定装置(古野電気株式会社)を用い、活動量計で測定した身体活動量との関連を調査しました。
結果は仮説とは異なり、身体活動量と骨質との関連は認められませんでした。
本研究は横断研究であることから、一時点で関連性が無かったことが骨質に対して身体活動量が影響しないことを証明するものでは無い点に注意が必要です。
予想とは異なる結果でしたがそれも大事な結果ということで、ゼミ生たちは国家試験勉強と並行しながら論文を執筆し、掲載まで頑張ってくれました。
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卒業式にて
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